5ヶ月以上、不労収入だけで生活できた3つのワケ

不労収入

2016年9月を境に、これまで築いた全ての不労収入を使って生活することを決め、次のフェーズへボトムアップする為に事業と金融商品へ投資を行ってきた。

その結果、新たな不労収入の基盤、それから新ジャンルへ進出する決断や収入だけではなく、人間的にも成長することができたように思っている。

収入アップと資産を殖やしていくには、己の成長を高める以外、方法は無い。

本記事では、私が不労収入をつくるうえで心掛けている概念や考え方をメインにお伝えしていくので、参考にしてみてほしい。

もくじ

1. 安定した不労収入はロジカルな設計から

正確な知識と実行力があれば、不労収入をつくることは簡単だ。

しかし、多くの人は行動だけで結果を創ろうとしてしまうがゆえに、途中で挫折感を味わい、不労収入をつくれずに終えてしまう。なぜなら、導入期から成長期に入るまでのプロセスを理解していないからだ。

だが、思考を整え、理解を深めておくだけで準備段階から結果創造までの精神的負荷を軽減することはできる。

まずは、不労収入をつくる際の思考について理解を深めていこう。

1-1 短期的な利益を求めていては不労収入にはならない

不労収入に魅力を感じ、取り組む人は多い。しかし、そのなかでも「不労収入をつくった人」と「不労収入をつくれなかった人」に分かれてしまう原因には、一体どんな違いが考えられるのだろうか。

私が現時点で確信している3つのポイントについてまとめてみた。

1-1-1 高い意志を持つ

1つは、意志を持ち、それに対して真剣に取り組むことだ。

志が低いと不労収入はつくれない。なぜなら、中長期的な価値を生み出し続けなければ、不労収入にはならないからだ。言い換えるなら、 “不労収入は「市場に」「誰かに」喜ばれ続ける仕組みでなければならない” ということになる。

それには活動根源にあたる意志を高い位置にキープしておくことが必要不可欠になる、というのが私の経験則によるアドバイスだ。

このように基本的なことを理解せずにテクニックだけで不労収入をつくろうとしてしまうと、一時的なキャッシュは生み出せても継続的なキャッシュを生み出すことはできない。つまり、次でお伝えする「成熟期」がなくなってしまうということだ。

1-1-2 成長プロセスへの理解を深めておく

2つは、成長プロセスについてだ。事業にしろ、人間にしろ、「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つのプロセスを避けて通ることはできない。

以下の図をご覧いただきたい。

不労収入

この図のように、人にしろ、事業にしろ、メディアにしろ、継続的に取り組んでいれば3ヶ月周期で成長していくことになる。(平均的な曲線の例)

これは導入期から成長期にかけての曲線を描いているが、この変化をあらかじめ想定しておくだけで、不安を軽減させることができる。これも成長プロセスへの理解を深める魅力のひとつだ。

例えば、IT を使って新規メディアを立ち上げたとする。額にもよるが、収益を生むメディアへ育て上げるまでに最低3ヶ月〜6ヶ月の期間が必要になることは間違いないだろう。それから追加で3ヶ月間、更に成長させる為にコンテンツを追加し、継続することで、成長曲線のような結果を創造することができる。

このように何か新しいことをはじめる際は、成長プロセスを基準に現状と対比していくことでモチベーションを下げずに取り組み続けることができるはずだ。

1-1-3 継続していくこと

仕事が与えられて当たり前の思考のまま自分で事業を立ち上げると、やった分の対価をスグに受け取れないと価値を感じられずに辞めてしまうことになる。

例えるなら、サラリーマンが副業を始めた際に、仕事が与えられて当たり前の思考のまま自分で事業を立ち上げ、3ヶ月間無収益であった場合は辞めてしまう可能性が高いということだ。実際のほとんどが、このような結果に陥っている。

これも「1-1-2」で伝えた成長プロセスへの理解を深めておけば、然程問題ではなくなるだろう。あとは、継続していくことを忘れずに取り組んでいってほしい。

以上3つのポイントは、不労収入をつくるうえで絶対的に欠かすことができない。ゆえに、肝に命じておこう。

1-2 儲けより、自分の好奇心を大切に育てる

「どの事業が儲かるか」ということも指針の1つになるが、最初の段階では、自分の好奇心を基準にしていった方が事業を起動に乗せやすい。

例えるなら、「FX が儲かるから」「この株を買っておけば儲かるから」ということを基準にするよりも、「私は不動産投資に興味がある」といった好奇心を基準に事業を開始し、不労収入をつくった方が良いということになる。

なぜなら、好奇心の高いことへ身を投じることで自分の周波数が高まり、よりよい結果へ繋げることが可能になるからだ。したがって、不労収入をつくるマーケット選定は、自分の「好奇心」や「好き」を基準にしていくことを勧める。

1-3 不労収入とは、すなわち「仕組みを所有する」こと

誰もが「不労収入があったらどんなに良いことだろう」と思うに違いない。私もその内の一人だった。

だが、実際に複数の不労収入をつくり上げるまでには、さまざまな苦労と葛藤があった。お金目当てで何となく作ったものは、簡単に崩れ落ちていくし、真剣に、忠実に作り上げたものは、今でも価値を高め続けてくれている。

その結果を比較してみると、「どれほどの魂を込めてつくられたか」が問われているように感じた。

不労収入を別の言い方に置き換えると、「仕組みの所有」と考えることができる。ここで言う仕組みとは、自分が直接管理しなくても社会へ価値を提供し続けることができることだ。

したがって、不労収入をつくる際は、どのようにしたら強固な仕組みを築くことができるかを考え、カタチにしていくことを意識していなければならない。

2. 不労収入のふやし方

不労収入 ふやし方

あなたは、「どのようにすれば不労収入をふやせると思いますか?」と質問されたら何と答えるだろうか。

方法はいくつもあり、どれが正解というわけでもないが、私は10万円の不労収入を100万円に高めようとするより、10万円の不労収入を10個つくったほうが収入を伸ばしやすいと思っている。

これは人の性質によっても変わるものなので全ての人に共通しているわけではないが、並外れた才能の持ち主でもない限り10万円の収入を量産していったほうが、収入を簡単にふやすことができる、というのが私の考え方になる。

以下で詳しく解説していこう。

2-1 収入アップするには自己投資を繰り返すこと

  1. 収入を高めるためには、知識が必要になる。
  2. 知識を高めるためには、知識を買うお金が必要になる。
  3. 知識を買うお金をつくるためには、同等のお金を準備しておく必要がある。

この3つのプロセスを満たしていない限り、自己投資を行うことはできない。したがって、自己投資ができないということは、収入アップが遠のいていく、ということだ。

その理由は、お金の管理能力が低いうちは、手元にお金を残せないので、チャンスに備えておく資金をつくることができなくなってしまうことにある。それゆえに、チャンスを掴むためには、チャンスと同等の準備をしておかなければならない。

あなたがもし、お金の管理と自己投資の準備ができていないようであれば、『資産運用に備えるボトムアップ貯金法』を参考にしてほしい。

反対に、お金の管理ができているのであれば、投資にまわせるお金は自己投資へドンドン使っていこう。自己投資をする際のポイントは、価値の高いものに対してお金と時間を使っていくことだ。

投資に慣れてきたら、投資先の金額を高めていくのも大切なポイントになる。例えるなら、今までは1万円以下のセミナーしか参加してこなかったが、今後は3万円、5万円のセミナーへ参加してみよう、といったことだ。

これは情報としてではなく、実際に体験したほうが理解が深まると思うので、ぜひ恐れずにチャレンジしてみてほしい。

2-2 不労収入が生み出す時間を有効活用する

自己投資を繰り返し、不労収入が1つでもできたら次の不労収入をつくりはじめよう。

不労収入を得る最大のメリットは、何と言っても「時間」だ。これまでは働いた時間でお金を得てきたが、不労収入を得ることでこれが反転する。つまり、働かなくてもお金が入ってくるということだ。

この達成感に浸りたい気持ちは重々承知だが、できるだけ早い段階で次のステップに移ることを勧める。そのほうが、より多くの不労収入を得ることができるからだ。ここまで出来たら不労収入を量産するフェーズに移ろう。

2-3 小さな不労収入で大きな不労収入をつくる

不労収入をふやすタイミングのポイントは、 “1つの収入源” に対して「伸び悩んだとき」もしくは「これ以上伸ばせないとき」になる。

この壁が見えたら、伸び悩みながら悪戦苦闘するより、同じスキームを使って別の柱をつくりはじめた方が、収入、不労収入ともにふやすことができる。

不動産投資で例えるなら、一棟のマンションで得られる家賃収入には限界がある。さらなる家賃収入を得ようとしたら、別の不動産へ投資すること以外方法はないことがわかるはずだ。

だからといって、不動産投資に必要なスキームが今までと変わるわけではない。強いて言うなら、物件の金額が違うことで生じる融資の問題くらいではないだろうか。諸々細かいことはあるかもしれないが、基本的なことは変わらないはずだ。

このように考えていくと、横展開していくことが縦展開にも発展し、更なる不労収入を得られることが理解できるだろう。

3. 貯金で受け身の投資をはじめる

自己投資の項目でお伝えしたように、収入の一部で「投資資金」と「貯金」をつくったら、貯金でも受け身の投資をはじめていくと良いだろう。

ここで言う受け身の投資とは、負債をつくることなく低リスクで始められる投資のことを指す。

私の場合は、貯金の一部を使って投資信託を開始した。これはお金について学びを深めていった結果、銀行口座へ眠らせておくだけの現金は、それほど必要ではないということがわかったからだ。

現金は現金のままだ。したがって、リスクが高くない「投資信託」「株式投資」「FX」を探し出し、運用をはじめた方が良いと判断した。

「株式投資」「FX」については、まだ知識を共有できるフェーズではないので、改めて記事にしたいと考えている。

最後に

私は、以上のポイントを意識しながら不労収入づくりを継続的に取り組んできた。

不労収入だけの生活に慣れないうちは多少の不安が付き纏うが、3ヶ月くらい継続してみると自分が構築した仕組みにどれほどの価値があるのかを知ることができる。

不労収入といっても毎月同じ金額が入ってくるわけではない。それゆえに、現在所有している不労収入の価値を再認識できたことも面白かった。

また、収益の上下幅はマーケットに依存する。つまり、マーケットによって収益は高くも低くもなるということだ。それだけではなく、収益性の高いマーケットで抜きん出るためには、それ相応の努力が必要になってくる。

このメディアもそうだ。お金系のコンテンツは市場の一部として認知されるまでに時間が掛かる。ゆえに難易度も高いということだ。しかし、その分、他のメディアよりも高い収益が見込めるので中長期的に見れば、努力する甲斐はある。

何を基準に取り組むかは人それぞれだが、いずれにしても、高い意志を持ち、継続性を持った取り組みナシでは不労収入を手にすることはできない。

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