Apple Pay 使い方|電子マネーで気をつけたい4つのポイント

iPhone7 から常備された電子マネー決済機能「Apple Pay」だが、上手な使い方をする為に4つのポイントを押さえておこう。

クレジットカードを経由すれば Suica と連携させることができる Apple Pay は、至る所で買い物や食事の支払いをスムーズにしてくれる。

それによる Apple への恩恵はあるものの、お金の管理という側面においては、これから増々「お金を管理できる者」と「お金の管理ができない者」との二極化が進んでいくと感じている。 

本記事では、 Apple Pay を含む電子マネーを利用する前に気をつけたい4つのポイントをテーマにお送りしていく。

もくじ

1. Apple Pay とは

「Apple Pay」とは、 Apple から販売される端末に搭載された電子マネーシステムになる。

買い物の決済時に財布から紙幣や硬貨を出すことなく iPhone 等から、クレジットカードやプリペイドカードを使用して支払いをスムーズに済ませることができる便利な機能だ。

1-1. Apple Pay の仕組み

現状、店舗等で支払いの決済をする際は、VISA のクレジットカードを経由した「QUICPay」「iD」を使用する必要があり、Suica やインターネットで支払いする際は、「JCB」「MasterCard」「American Express」のクレジットカードを使用する必要がある。

Apple Pay が使用できる主要なクレジットカード会社

Apple Pay 使い方

Apple Pay はこのマークがある場所で使用できる

Apple Pay 使い方

1-2. Apple Pay クレジットカードの設定

Apple Pay にクレジットカードを追加するのはとても簡単。あなたの iTunes アカウントに登録済みのクレジットカードを追加する際は、セキュリティコードを追加するだけで登録ができる。

また、新しいクレジットカードを追加したい際はスキャンするだけで簡単に追加することもできる。

[youtube id=”mI5hB5UygnE” align=”center” mode=”normal” autoplay=”no” maxwidth=”853″ grow=”yes”]

1-3. Apple Pay, iPhone7 を使用した Suica の使い方(自動改札機)

あなたの iPhone7 で Suica を利用した際に、どのような使い方をすれば良いのかについて説明された動画になる。

[youtube id=”VKCiWDMLAaw” align=”center” mode=”normal” autoplay=”no” maxwidth=”853″ grow=”yes”]

1-4. Apple Pay, Suica 設定方法

追加された Suica は、自動的にエクスプレス設定になるので、正しい設定になっているか事前に確認しておこう。
※エクスプレス設定とは、Touch ID(指紋認証)をせずに Suica が使用できる設定。

iPhone & Suica で素早く改札を通過

Apple Pay 使い方

設定後は、iPhone7 を改札の読み取り部にかざすだけで素早く改札の駅を通過することができる。

複数の Suica を管理

また、iPhone7 では複数の Suica を管理することができるので、自分で好きな Suica をエクスプレス設定して利用可能になる。

設定の仕方は、設定メニューを開き、「 Wallet と Apple Pay 」 を選択する。

Apple Pay 使い方

次にエクスプレス設定画面を開き、エクスプレス設定する Suica を設定しよう。表示された Suica より該当する Suica を選択し、確認をすれば設定完了だ。

Apple Pay 使い方
Apple Pay 使い方

2. Apple Pay の使い方で気をつけたい2つのポイント

「Apple Pay」を使えば、あらゆる支払いが便利になることは間違いない。だが、使うことばかり考えているようであれば、お金持ちになることはできない。

以下では「Apple Pay」を使用する前に気をつけて欲しい2つのポイントについて書いている。

2-1. Apple Pay を使うメリット

電子マネーのメリットは、何と言っても「決済時間の速さ」ではないだろか。

例えば、「Apple Pay」の代表例としてプロモーションされている「Suica」を例にすれば、残金も iPhone から確認できるし、残金不足になり改札を通過できなかったとしても、切符売り場へ並び、チャージすることなく iPhone からアクセスして簡単に運賃を追加できる。

その他には「QUICPay」「iD」を使用することで、朝や昼のランチ時間帯にコンビニで買い物をする際にも役立つことだろう。但し、便利だからとってお金の使い過ぎには十分気をつけよう。

2-2. Apple Pay を使うデメリット

クレジットカードを上手に使えていないようなら Apple Pay の使用はおすすめできない。

なぜなら、より赤字家計を加速させてしまうからだ。『赤字家計からの脱出』の記事でも書いているように、収支のバランスをコントロールできていなければ、電子マネーを使うことでお金の支出はさらに加速していくことになる。

要するに「カードローン」や「リボ払い借金」を増加させる可能性が高まるということだ。

あなたにお金の管理ができていれば問題ないことだが、少しでも不安があるようなら改善してから使用することを勧める。

3. 消費を優先しているうちは電子マネーは控えるべし

私は Apple が大好きだし、Mac, iPad, iPhone をこよなく愛しているユーザーだが、Apple Pay の電子マネーはどうも使う気にはなれない。その理由は、電子マネー決済をしていると小銭貯金ができないからだ。

小銭貯金』の記事でも書いたように、小銭を貯金しているからこそできる体験が増えてきているので、消費することを目的に Apple Pay を利用することはできない。

だが、私のようにお金の管理ができているタイプであれば、 心配する必要はないはずだ。その場合は、楽しんで使っていこう。もし、反対にお金の管理ができていないようなら、以下を参考にしてほしい。

3-1. 電子マネーやクレジットカードで行う消費と貯金、どちらが大事か?

私のような『貯金の仕方』をしていると、お金の使い方が劇的に変化し、赤字支出がなくなる。なぜなら、自分で決めた予算以上にお金を使うことのリスクをしっかり認識できているからだ。したがって、無駄な支出がなくなる。

それだけではなく、電子マネーやクレジットカードは財布の紐を緩める仕組みの1つであることも認識しておこう。支払いに必要な金額を数えることなく決済ができる都合の良さは有り難いことだが、適切な使い方をする為にも、その反対に潜んでいる罠には気をつける必要がありそうだ。

このブログのテーマにある「お金持ちになること」を前提にすれば、電子マネーを使って支出を多くすることよりも、自分自身に与える為の貯蓄を優先させていくことの方が大事だということは理解できるだろう。

4. Apple Pay & Suica の使い方が正しければお得にポイントが貯まる

これまで語ってきた内容は電子マネーに対して否定的な意見に偏っていたが、「Apple Pay」と「Suica」を利用してお得を増やすこともできる。

私の場合は、JRの運賃をクレジットカードで支払うことが多いので、運賃から発生した Suica ポイントを貯めることができている。但し、お得にポイントを使うには条件がある。

4-1. 貯まったポイントのお得な使い方

貯まったポイントを上手に使う方法は、日用品など毎月購入するような利用頻度の高い買い物に対して使うことだ。

ポイントが貯まると手に届かない高値の物が手に入りやすくなり、お得に買えるように思うかもしれないが、実はこの場合ポイントを使う前よりも出費は大きくなっている。

この使い方をして本当の意味でお得をしているのは、あなたではなくポイントを管理している企業だ。

このように使うのではなく、毎月支払っている固定費に対してポイントを使うと「真のお得」を獲得することができる。このカラクリが理解できずにいると、ただのカモになってしまうので気をつけよう。

まとめ

「便利」や「楽」をして生きることは決して悪いことではない。

だが、それが許されるのは「自己管理ができる人に限る」と私は思っている。

どんなに決済手段が発達しても、他人に多くのお金を使う習慣を無くしていかない限り、「お金持ち」にはなれないのではないだろうか。

よかったらシェアしてね!
もくじ