「AKRacing Premium Carbon Black」を購入してから約4ヶ月が経過した。
到着後に組み立てたときは、高級感と存在感もあり、座り心地も以前のチェアと比較すると良かったが、やはり物は長時間使ってみないことには真の価値を見出すことは難しい。
はじめに断っておくが、「AKRacing」シリーズはお勧めしない。
その理由は以下にまとめてあるので参考にしてもらえたら幸いだ。
コンテンツ
オフィスチェアを使用する4つの目的
前回購入した『lowya オフィスチェア』も座り心地がいまいちだったので買い替えたいなと思い、新調するオフィスチェアを探していた。

ワーカーホリックなどのサイトも観たり、店舗へ行き探してみたものの、予算の関係もあり、今回は「AKRacing Premium」が妥当と判断。
使用目的は以下の4点になる。
タイピング
運営しているウェブサイトのコンテンツ作成時にタイピングをするので、「座り心地」と「身体への負担が少ないもの」を選ぶよう基準にしていた。
グラフィックデザイン、映像編集などでペンタブレット使用
タイピングに引き続き、「グラフィックデザイン」や「映像編集」をする際にペンタブレットを使用するので、作業の際に役立つ機能をもつオフィスチェアを必要としていた。
トレーディング
「為替」のトレーディングでは、スキャルピングが多いので作業時は画面に張り付いている時間が多いことから長時間座っていても疲れにくい椅子を検討。
動画視聴・サイト閲覧
その他には、動画を視聴したり、サイトを閲覧する際のことも考慮しながら検討。
Amazon タイムセール 5%割引で購入
結果的には数週間ほど迷った結果、「AKRacing Premium 低座面タイプ カーボンブラック」を購入。
サイズは 「座面下高さ36.5~43cm」を選択。


「AKRacing Premium」を4ヶ月使用してみた感想
以前使用していたオフィスチェアと比較すると座り心地も見栄えも良くはなったが、毎日使用しているうちに気になる箇所がでてきた。
付属品のクッションは首が痛くなる
『ヘッドレスト(首を支えるクッション)』『ランバーサポート(腰を支えるクッション)』を使用していると首が痛くなった。
装着後の数十分くらいは良いのだが、1時間も経過すると首から肩にかけて凝ってくる。リクライニングする角度によって感じ方はそれぞれだろうが、どの角度で使用しても感じ方は同じだった。
したがって、現在は使用していない。
背中を長い時間 背面に当てていると背中が痛くなる
リクライニング機能で少し後ろに倒して読書をしていると背中が痛くなる。「ヘッドレスト」「ランバーサポート」を付けても付けなくても同じだった。
組み立てはシンプルだが少し時間が掛かる
購入前の段階で、他のサイトや動画などで組み立てについても事前に調べていた。
説明書が付いているので解らないということはないと思うが、概ね30分〜1時間以内には組み立てを完成できるだろう。
日本人には低座面タイプがおすすめ
「AKRacing Premium」の購入前に迷ったのが「座面下の高さ」だった。
「座面下高さ36.5~43cm」と「座面下高さ38~45cm」の2タイプあるが、よっぽど身長と足が長くない人でもなければ「座面下高さ36.5~43cm」で良い、というのが私見だ。
Amazonのコメントでは、身長の高さを基準にした感想がほとんどだが、足の長さを基準にした感想でなければあまり参考にはならない。
私は股下78センチだが、裸足の状態で「座面下高さ36.5~43cm」に座るとちょうど良かった。
もう少し低いほうが日本人には適していると感じるくらいなので、人によっては「座面下高さ36.5~43cm」でも高いと感じるだろう。
股下81〜2センチ以上であれば、「座面下高さ38~45cm」のほうが相性が良いのかもしれない。
いずれにしても、「AKRacing Premium」は店頭に置いている所が無いに等しいことも購入をお勧めしない理由の1つだ。
足が床に付かない際はこちらのアイテムがおすすめ
もし、足が床に付かないことに違和感があるようなら以下のアイテムがおすすめだ。
オットマンはあったほうがリラックスできる
オットマン(足を乗せる部分)は、あったほうが読書やトレーディングの待機時間などに便利だなと思うことが多かった。
以下のリンクで紹介している「エルゴヒューマン プロ」と「AKRacing Premium」を比較しても仕方ないが、予算があるなら「エルゴヒューマン プロ」を購入したほうが “良い買い物ができた” と感じることができそうだ。
販売ページを見るとわかるように、機能性も優れている。その分、価格は高くなるが。
結論
「AKRacing Premium」の購入を振り返る本音は、別のオフィスチェアを購入したほうが良かっただった。
翌月にロードバイクを購入する予定だったので予算を限定してしまったが、その分、毎日のように使用するオフィスチェアに使えばよかったと後悔。
実際に使用してみて未だに疑問なのが、「本当に長時間このチェアでゲームをしていて疲れないのだろうか?」という点だ。どうしても窮屈に感じずにはいられなかった。
これは余談だが、YouTuber が動画で購入したものを組み立てたり、座り心地の感想をレビューしているが、あれは「広告」なので鵜呑みにしてはいけない。
裏で本体を無料で受け取っているか、広告費を受け取っているのは間違いないと言っても過言ではないだろう。
オフィスチェアの話に戻すと、「使用時間が長ければ長いほど予算をかけた方が良い。」というのが一番の教訓だった。
PC・家電製品などと同じように、毎日のように使用する物は、機能性に拘るなら高価なモノを選んだほうが得することが多い。ということを改めて学んだ買い物だった。